産後の骨盤ベルトはしたほうがいい?

お役立ち情報

はじめに

ご来店いただいた産後のお客様の中で、

「産後には骨盤ベルトして、骨盤締めたほうがいいって聞いたのですが、どうですか?」

というご相談をよくお聞きします。

今回は、産後の骨盤ベルトの必要性や着用方法や対策をご紹介していきます💡

 

産後骨盤ベルトの必要性

結論から申しますと💡

「骨盤ベルトで締めた方がよい方もいれば、締めないほうがいい方もいれば、何もしなくてもよい方もいる」

なんとも曖昧で個人差や変動があります(>_<)

基本的に産後1か月~1か月半程度は、骨盤の不安定性がありながら育児を行っていく方が多いため、

骨盤ベルトを着用しておいた方が体の早期安定を図るためや育児中の腰痛予防に良いとされています。(文献には3か月~6か月と言われているものもあり様々です。)

期間をすぎても着用していると、ベルトに頼りきりとなり、腰痛が出やすくなったりすることもあります

 

対策

ここからは様々な例えを用いて、骨盤ベルトについての対策をご説明していきます💡

 

〇出産で恥骨離開があった。

恥骨解離とは、妊娠出産によって恥骨の結合部分が離れてしまう症状です。炎症が起きることで強い痛みが(恥骨、下腹部、骨盤などに)起きるものです。

→これは、妊娠の過程で開いてしまった恥骨をもとに戻すために、産後すぐに骨盤ベルトなどを巻いて締める(固定)方がよいと思います。

 

〇妊娠中、切迫となり安静入院/ベッドの上での制限が多かった。

→活動量(運動量)が減り、からだでは筋力低下が進んでおり、骨盤周囲を安定させる力が減少していることが推測されます。そのため、骨盤ベルトなどを巻いて締めた(固定)方がよいと思います。

〇骨盤ベルトを巻くことで自分の体に対しての不安が解消される。

→精神的な安定が得られるのなら、骨盤ベルトなどを巻いて締めた(固定)方がよいと思います。しかし、不安感が長く続く場合には、からだの状態を見れる病院や整体サロン等へ行くこともおすすめいたします。

 

〇妊娠期間中から産後を見越して、からだの使い方を練習していた。

→妊娠期間中からからだを意識されていた方は、骨盤ベルトなども使わずに自分の筋肉やからだの使い方で、骨盤を安定させていられることが多い傾向です。

(理想的なモデルですね!)

 

〇「骨盤を締める=痩せる」イメージを強く持っていて、骨盤ベルトでギュウギュウに締め付けている人。

→ベルトの強すぎる締め付けが原因で痛みを引き起こす場合もあります。締め付けず、骨盤に緩みを持たせることで痛みを解消できるケースの方です。その場合は、ベルトなどの着用はしなくてよいです。

〇慣れない育児で産後から全身ガチガチ。

→骨盤を含め、からだ全身をまずは緩めてあげましょう。からだも心もリセットする時間が必要です。

〇育児で疲れ切っていて全身の力がでない。

→なにもせずゆっくり休むことがよい時もあれば、少し骨盤帯を安定化するために呼吸練習やインナーマッスルの練習をすることで、からだが動きやすくなることがあります。

〇過去数回帝王切開をしている場合や、腹筋が使えていない状態で帝王切開となった場合。

→ベルトをして安定させながら、骨盤周囲の機能を働かせられるようなエクササイズなどのケアが必要です。

まとめ

色々な例え、たくさんの対策が考えられます。

人によっては、ベルトに頼った方がよい場合。

人によっては、道具に頼らず、自分自身の筋肉などの機能を利用する場合。

人によっては、締めすぎていて、緩める必要がある場合。

人によっては、何もしなくてよい場合。

 

これまでの生活状況や行っている仕事、妊娠の経過や出産回数、これまでした怪我やもともとの姿勢。

何もかも同じ方はいらっしゃいません。

だからこそ、施術の内容もお一人お一人に合わせた対応も違います⭐

 

情報をたくさん調べると、数多く言われている

「骨盤は締めた方がよい」「締めない方がよい」「産後は骨盤ベルトを締めるべき」「産後はインナーマッスルトレーニングを必ずするべき」

などたくさんの内容が出てきます。情報に惑わされないでください(>_<)

自分のからだは自分が一番知っている。お身体を見つめてみてください😊✨

 

からだのチェックでお困りの際は、ぜひ当店へご相談下さい♪

スタッフ一同、心よりお待ちしております💓

お身体のケアを通して、マタニティ~産後ライフを笑顔で楽しんでいただけますように

精一杯ご対応させていただきます(*^_^*)

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨