大丈夫ですか? 深部静脈血栓症

お役立ち情報

はじめに

こんにちは😊郡山市にある女性専用整体サロン「エフセラピ」です🍀エフセラピは、妊娠中産後も安心して通える託児がある整体サロンです⭐整形外科クリニックとの提携しておりサロンであり、スタッフは国家資格を持った女性セラピスト。安心してご利用頂くことが出来ます😊

今回のコラムは、女性なら聞いたことがある方も多い「深部静脈血栓症」。

妊娠・産褥期に発症し、症状の強い方は重篤な合併症を伴うこともある、危険な疾患です。

妊婦・産褥期のみならず、65歳以上や糖尿病などの方もなりやすい疾患です。

予防と対策をご紹介していきます💡

深部静脈血栓症とは?

足から心臓へ血液を戻す血管【静脈】に血栓(血の塊)ができ、詰まってしまう病気のことです。

ふくらはぎや足の表面状にある静脈へ血栓ができてしまっても、大きな問題とはなりにくいです。しかし、下腹部や太もも・膝の中心に走る深部静脈へ血栓ができると、肺に血栓が移動し肺塞栓【エコノミークラス症候群】となり大変危険な状態となります。

 

どんな人に起こりやすい?

なりやすい人には次のような特徴があります。

〇妊娠中や産褥期の方

〇高齢者

〇肥満者

〇帝王切開など最近手術を受けた方

〇長期安静

〇脱水

〇がんや慢性的な心肺疾患や自己免疫疾患のある方

〇経口避妊薬(ピル)を服用中の方

〇過去に深部静脈血栓症や肺塞栓症になった方

〇血が固まりやすい体質やお薬を服用中の方

どうして起きてしまうの?

妊婦さんを例に考えて見ます↓↓

妊娠中は、ホルモンの影響によって血を固める能力が大きく働きます。

理由として、分娩時の胎盤剥離による出血を抑えるためです。

また、子宮が赤ちゃんの成長により大きくなり、静脈を圧迫してしまうことや長期間安静を強いられた場合(切迫気味で入院など)から血流の停滞が起こってしまうことが原因とされます。

そのほか、帝王切開のお産で通常の普通分娩よりも7〜10倍リスクが高まります。

帝王切開では麻酔をかけて約1時間の手術となります。それにより静脈が圧迫され血栓ができやすかったり、手術翌日から体調がよければ歩くことは可能となりますが、安静にされている方が多いです。そのため、不動により血栓ができやすくなります。

どんな症状が出るの?

 片側の足に症状を発症する場合が多いです。特に左側ができやすいです。

〈注意〉左右で比較します!

 ・痛みがある

 ・ぱんぱんに足が張れる

 ・足が赤く色づく

 ・足が熱く感じる

場合によって無症状なこともあります。気になる方はお近くの医療機関へ受診してみてください。

左側にできやすい理由として、総腸骨動脈と静脈が重なりあう部分があり、仰向けになることで圧迫が強まり血流が滞りやすく、左側に血栓ができやすくなります。

日頃からできる血栓症の予防方法は?

様々な理由が重なって発症します。日常生活の中で、簡単にできる2つのことをご紹介します♪

①1時間以上、同じ姿勢をとるときは足の指を動かしたり、かかとを上げ下げする!

長時間座っているデスクワークなど、同じ姿勢をとらなければならない場合は1時間おきやこまめにその場でできる体操を行いましょう!

〇かかとを床につけたまま、足の指を曲げ伸ばしする

〇足のつま先を床につけたまま、かかとの上げ下げをする。

〇ふくらはぎを下から上へ、優しくもみほぐす

②水分補給をこまめに取る

体が脱水状態になると、血液がドロドロになり、血栓ができやすくなります。

こまめに水分(水やスポーツ飲料や経口補水液など)を補給しましょう。

妊娠中や出産後の気をつける点は?

〇弾性ストッキングや着圧ソックスの着用が有効!産後は早期に離床を!

妊娠中や出産後はなかなか思うように体が動かせないことが多いかもしれません。その場合は、日頃から弾性ストッキングを着用し、足の静脈を圧迫することで血液が滞りにくい環境を作りましょう!

また出産後や帝王切開後は、痛みや疲労などでベッドに横たわりがちになりがちです。

しかし特に帝王切開後は、寝てばかりいると血栓症の発症リスクを著しく高めてしまいます。主治医からのOKが出たら、少しでも早く(出産後24時間以内に)離床し、カラダを動かしたり、歩くようにしてください。

 

まとめ

身近になった人も少なくはない「深部静脈血栓症」。

予防策やリスクがある方は事前に医師への相談をしっかり行うことで、発症することは防ぐことができます。

特に〈注意〉の部分で当てはまったものがある方は、かかりつけ医へ受診しご相談なさってください💡